わたしは、高校生の時に、顔面の片面の神経がマヒし、思ったように動かなくなりました。脳外科に通い、電気治療を受けていましたが、良くなる傾向はなく、リハビリも思うように進めていくことができませんでした。そんな中、鍼灸治療があるという情報を聞いて、鍼灸治療を行っている中国人の人が治療を行っているところへ出向きました。初めての針治療ということで、顔に針が刺さっていく感じには驚きましたが、思ったほど痛くはなく、その後の電気治療中の温め効果からか、筋肉がほぐれていく感覚を得ることができました。その後、継続して治療を受けていくうちに、若干ではありますが、それまで閉じることができなかった瞼が閉じられるようになり、涙が出なくなりました。また、うがいの際にこぼれていた水の量が減ってきたので、食事を食べるときにも、ずいぶん楽になってきました。一生、付き合っていかなければいけない状況ではありますが、軽減してくれたことには感謝しています。